ここ数日山梨県東部・富士五湖を震源とする強い地震が発生し
300年ぶりに富士山が噴火するのではないかと心配している方も多いと思います。
当然ながら私もその一人で、素人ながら富士山の噴火の可能性など調べた情報をまとめておきたいと思ったので、
富士山噴火に備えておきたい事まとめのエントリーを紹介したいと思います。
参考 2012年1月30日正午現在 山梨県東部・富士五湖を震源とする震度3以上の地震は5回発生
こちらのエントリーは皆さんの噴火に対する恐怖心を煽動する事を目的としておらず、発生する可能性が
あるのか?発生した場合はどれくらいの被害が見込まれるのか?を私なりに調べてみました。
まず今回の地震と富士山の火山活動が関係しているかについては
気象庁は1月28日9:40頃会見を開き、この地震について「富士山の活動とは関係ない」との見解を示しました。
また、1週間程度は余震の発生に注意が必要とも発表しました。
しかし、一部の専門家は富士山の噴火活動との関連に強い関心を示しているようです。
千葉大大学院理学研究科 津久井雅志准教授
マグマだまりの中の炭酸ガスが発泡し、地中での上昇を繰り返して地上に一気に吹き上がる現象が噴火。地震の揺れがマグマだまりを刺激することになり、影響が心配です
マグマ活動の研究を行う東京大学地震研究所 武尾実教授
富士山のマグマだまりは地下10キロ以内に1つ、15キロより深い場所に1つ。少なくとも2つあるといわれています。噴火発生前には地震が頻発する傾向にあり、警戒が必要です
出展;いずれもzakzakより
では、実際富士山が噴火したらどのような被害が想定されるのでしょうか?
内閣府が設置している富士山火山防災協議会の作成したハザードマップによりますと
仮に富士山が噴火した場合、溶岩流・噴石・火砕流などの影響が及ぶ可能性の高い範囲
火山灰や軽石を出す大規模な噴火の場合に火山灰が降灰する可能性のある地域
上記の図の示すとおり横浜市から東京都にかけては2センチ〜10センチ程度降灰する可能性があります。
奇しくも今年1月23~24日に掛け首都圏で4センチ程度の積雪がありましたが、融雪剤などの手立てが
施せる積雪でさえあれだけの交通網の麻痺を引き起こした訳ですから首都圏の交通網が一定期間麻痺する
事は不可避でしょう。
ハザードマップによりますと降灰が発生した場合は
- 灰を吸わないようにするためマスクやゴーグルを着用しましょう。
- 富士山の近くでは火山灰だけでなく小石が降ってくることがあるので、やむを得ず外に出るときはヘルメットや防災ずきんをかぶりましょう。
- 家は窓を閉めて建物を密閉します。木造家屋では屋根に30cm以上の火山灰が積もると、屋根が抜けたり建物が壊れたりすることがあります。特に雨が降ると火山灰が重くなるので注意しましょう。
- 車で走ると、灰を巻き上げて視界が悪くなったりスリップしやすくなります。また、雨が降っているとワイパーが使えず危険です。高速道路は、通行不能となる可能性があります。JRなど鉄道は、少量の降灰でも運行が困難になる可能性があります。
富士山噴火に備えておきたい事まとめ2へつづく
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