昨年12月に日経ビジネスがNTT DocomoからiPhone5が今夏発売される見通しだと報道しました。
(以下は一部抜粋)
複数の関係者によると、11月中旬にドコモの山田隆持社長と辻村清行副社長らが訪米し、アップル本社でティム・クックCEO(最高経営責任者)らと会談。次世代iPhoneと次世代iPadの販売で基本合意し、販売数量などの条件について本格的な交渉を開始した。
アップルはドコモにiPhoneやiPadの販売権を与える条件として、ドコモが昨年12月に商用化したLTEネットワーク(サービス名は「Xi(クロッシィ)」)に対応させることを要求し、ドコモがこれに応じたもようだ。アップルがiPadとiPhoneにLTEの通信機能を搭載するのは、今回が初めて。
しかし、本日行われたNTT Docomo株主総会では山田社長からきっぱりと現状では厳しいと報告されました。
ドコモ山田氏「iPhoneは現状の環境では導入は難しい。iPhoneはアップルの垂直統合モデル。すべてアップルがコントロールしている。日本のお客さまの要望はおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線など。iPhoneはそれらが全くできない(続く)
— 石川 温さん (@iskw226) 6月 19, 2012
ドコモ山田氏「現状の環境だと、iPhoneを導入しようとすると、基本的にスマートフォンの半分以上を売らなきゃいけないと(アップルに)言われる。iPhoneはいい競争相手。何とかして、凌駕していきたい」
— 石川 温さん (@iskw226) 6月 19, 2012
NTT Docomoの2013年3月期までのスマートフォンの販売計画は1300万台。
山田社長は「スマートフォンの半分以上の数の販売がApple社から求められる」と言っていますので、
年間で650万台販売しなければならないボリュームコミットメントが課せられるのでしょうね。
また、上記でも語られているようにiPhoneの垂直統合モデルもDocomoが二の足を踏む大きな理由の一つでしょう。iPhone導入してしまうとdメニューが導入出来ずに大きな収益源を失いかねない訳ですから・・・。
現状のドコモの戦略下ではiPhone導入は難しい-Yahoo News
私も少し前までは絶対にDocomoからiPhoneを販売すべきと考えていましたけど、
最近はDocomo独自の路線を歩んでも良いのではと思い始めています。
iOSとAndroidにWindows Phoneと群雄割拠の時代ですが、今後どうなるか分かりませんしね?
どうしてもDocomo回線でiPhone使いたい方はSimフリーが一番かもしれませんね。↓
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